システム ソフトウェア インストールの確認

通知: ESXi ホストを起動または再起動する際、VMware ESXi の起動には数分かかり、その後、ztC Endurance 管理 VM の起動にはさらに時間がかかります。システムを再起動したばかりの場合、zen_verify やその他のユーティリティが適切な出力を表示できるようになるには 5～10 分かかることがあります。

システムが正しく構成されていることを確認するには、スタンバイ OS で以下のコマンドを実行します。

$ sudo /opt/stratus/bin/zen_verify.sh
注記: zenadmin アカウントで特権コマンドを使用するには、sudo ディレクティブを追加する必要があります。

システムが正しくインストールされていれば、すべてのテストに合格して以下のような出力が表示されます。

$ sudo /opt/stratus/bin/zen_verify.sh
Enter ESXi hostname or IP address:       ocean.abc.com
Enter ESXi password:
Validating entered ESXi credentials...
Enter Management VM password:
Validating entered management VM password...
   Host ESXi OS Version check                                  [PASS]
   Host ESXi Stratus vibs check                                [PASS]
   Host ESXi MPM check                                         [PASS]
   Host ESXi ZTC portgroup check                               [PASS]
   Host ESXi Network configuration check                       [PASS]
   Host ESXi Storage configuration check                       [PASS]
   Management VM OS Version check                              [PASS]
   Management VM Stratus debian check                          [PASS]
   Standby Ubuntu OS Version check                             [PASS]
   Standby Ubuntu debian check                                 [PASS]
   BMC Firmware version check                                  [PASS]
   BIOS Firmware version check                                 [PASS]
   SES Firmware version check                                  [PASS]
   CPLD Firmware version check                                 [PASS]
   Smart Exchange compatibility                                [PASS]
   Host ESXi-Management VM communication                       [PASS]

テストの説明は以下のとおりです。

  • ホスト ESXi OS バージョン チェック

    ESXi ホストがサポートされている VMware ESXi バージョンを実行していることを確認します。

  • ホスト ESXi Stratus vibs チェック

    ESXi ホストに正しい Stratus 専用 vSphere インストール バンドル (VIB) が含まれていることを確認します。

  • ホスト ESXi MPM チェック

    Stratus MPM ブート ボリュームが適切に構成され、ストレージ モジュール間でミラーリングされていることを確認します。つまり、すべてのディスクがミラーの一部であることを確認します。

  • ホスト ESXi ZTC ポートグループ チェック

    ESXi ホストの ztC Endurance 管理ネットワーク ポート グループが適切に構成され、I/O モジュール間で冗長化されていることを確認します。つまり、管理 VM が使用する vSwitch が想定どおりのポート グループで構成されていることを確認します。

  • ホスト ESXi ネットワーク構成チェック

    すべての vSwitch とポート グループが想定どおりの数のアクティブなアップリンクを持ち、スロットの割り当てに従ってペアリングされていることを確認します。

  • ホスト ESXi ストレージ構成チェック

    すべてのディスク ミラーが冗長稼働用に構成されていることを確認します。つまり、すべてのディスク ミラーが 2 つのディスクを含み、スロットの割り当てに従ってペアリングされていることを確認します。

  • 管理 VM OS バージョン チェック

    ztC Endurance 管理 VM がサポートされるバージョンの Ubuntu オペレーティング システム (OS) を実行していることを確認します。

  • 管理 VM Stratus Debian チェック

    ztC Endurance 管理 VM に Debian/GNU Linux の正しいベースライン パッケージが含まれていることを確認します。

  • スタンバイ Ubuntu OS バージョン チェック

    ztC Endurance スタンバイ OS がサポートされている Ubuntu OS バージョンを実行していることを確認します。

  • スタンバイ Ubuntu Debian チェック

    ztC Endurance スタンバイ OS に Debian/GNU Linux の正しいベースライン パッケージが含まれていることを確認します。

  • BMC ファームウェア バージョン チェック

    システムの Baseboard Management Controller (BMC) のファームウェアが最新であることを確認します。

  • BIOS ファームウェア バージョン チェック

    システムの基本入出力システム (BIOS) ファームウェアが最新であることを確認します。

  • SES ファームウェア バージョン チェック

    システムの SCSI エンクロージャ サービス (SES) ファームウェアが最新であることを確認します。

  • CPLD ファームウェア バージョン チェック

    システムの複雑プログラマブル ロジック デバイス (CPLD) ファームウェアが最新であることを確認します。

  • Smart Exchange 互換性

    コンピュート モジュールが Smart Exchange と互換性があることを確認します。つまり、コンピュート モジュールが同じ BIOS バージョン、同じ ce_mod バージョン、同じメモリ量を持っていることを確認します。

  • ホスト ESXi 管理 VM 通信

    システムの同期を保ち、常にフォールト トレランス モードで実行されるようにするため、ztC Endurance 管理 VM が相互に通信できることを確認します。