PCIe アダプタ

製造元からシステムを受け取る際には、システムと同時に注文した PCIe アダプタがすでに取り付けられた状態で届きます。追加の PCIe アダプタを取り付ける場合は、以下を参照し、その後 PCIe アダプタの取り外しと取り付け を確認してください。

サポートされている PCIe アダプタについては、システム仕様 を参照してください。

PCIe スロット番号について

I/O モジュール A と I/O モジュール B にはそれぞれ 5 つの PCIe アダプタ スロットがあり、システム全体では合計 10 スロットになります。スロットは各 I/O モジュール内で 1 から 5 までの番号が付けられており、その配置は図 8 のとおりです。各 I/O モジュールには、デュアルポート 10G アダプタも組み込まれています。

図 8: PCIe アダプタの物理スロット番号

1 PCIe スロット 1 4 PCIe スロット 4
2 PCIe スロット 2 5 PCIe スロット 5
3 PCIe スロット 3    

PCIe アダプタに関する情報は、ztC Endurance コンソール「ハードウェア」ページ およびオペレーティング システム ソフトウェアから確認できます。

  • PCIe スロット 1 から 5 の物理 PCIe スロットの番号は、ソフトウェアの番号に対応しています。たとえば、PCIe スロット 1 はソフトウェア上のスロット A/1 および B/1 に対応し、PCIe スロット 2 はスロット A/2 および B/2 に対応します。以降も同様です。

  • 組み込みのデュアルポート 10G アダプタは、ソフトウェア上ではスロット A/6 と B/6 として表示されます。

追加 PCIe アダプタの取り付け

追加の PCIe アダプタは、表 6 に示された順序でシステムに取り付けてください。たとえば、スロット A/1 と B/1 にすでに PCIe アダプタが挿入されているシステムに 2 つの PCIe アダプタを追加する場合は、追加する 2 つの PCIe アダプタをスロット A/2 と B/2 に挿入します。これでシステムの PCIe アダプタが合計 4 つになります。

表 6: PCIe アダプタの取り付け順序
アダプタの数 I/O モジュール A I/O モジュール B
2 スロット 1 スロット 1
4 スロット 1、2 スロット 1、2
6 スロット 1、2、3 スロット 1、2、3
8 スロット 1、2、3、4 スロット 1、2、3、4
10 スロット 1、2、3、4、5 スロット 1、2、3、4、5

PCIe アダプタを取り付ける際の重要な考慮事項

PCIe アダプタを取り付ける前に、以下の点を考慮してください。

  • Stratus に承認された PCIe アダプタのみを使用してください。Stratus は、PCIe アダプタを承認する前に、アクティブな PCIe アダプタや I/O モジュールが故障した場合やサービスから取り外された場合の二重化パートナーとの I/O 冗長性など、Stratus システムと適切に連動することを徹底的にテストします。不十分なテストしか行われていない PCIe アダプタを顧客がシステムで使用したことにより、問題を特定し診断することが困難になり、プロジェクトの遅延を招くことが多々ありました。

  • 新しい PCIe アダプタ (Stratus が販売または承認したアダプタを含む) は、本番環境で使用する前にテスト環境でアプリケーションとともに徹底的にテストしてください。

  • I/O モジュールには異なるモデルの PCIe アダプタを搭載できます。ただし、対応する I/O モジュール A および B のスロットには、同一モデルの PCIe アダプタを取り付ける必要があります。たとえば、I/O モジュール A のスロット 1 に Intel X550-T2 PCIe アダプタを取り付ける場合、I/O モジュール B のスロット 1 にも同じ Intel X550-T2 PCIe アダプタを取り付ける必要があります。