OPC 設定の構成

Open Platform Communication (OPC) の設定を構成して、OPC サーバの機能を有効にします。この機能は OPC クライアントによって受信され表示される ztC Endurance システムのパフォーマンス データを発行します。これにより、ztC Endurance システムを他の産業機械と一緒にモニタリングできるようになります。

OPC 機能を使用するには、OPC クライアント ソフトウェアを選択して個別のコンピュータにインストールしてから、OPC クライアントを構成してください (OPC クライアントをインストールおよび構成するには を参照)。OPC クライアントは、OPC 用に構成する ztC Endurance システム上のポートからデータを受信するように構成しなければなりません。デフォルトのポートは 4840 ですが、それ以外のポート番号も指定できます。

OPC 設定を構成するには

  1. 左側のナビゲーション パネルで、[通知] の下の [OPC 構成] をクリックします。
  2. 「OPC 構成」ページで、[OPC サーバの有効化] の横のチェック ボックスをオンにします。

  3. デフォルトのポート番号は 4840 です。必要に応じて別の番号を指定します。

  4. システムに合わせて次のチェック ボックスのうち 1 つまたは両方をオンにします。

    • 匿名 OPC クライアント接続の許可: OPC クライアントは ztC Endurance システム上の OPC サーバに接続する際にユーザ名とパスワードを必要としません (チェック ボックスをオンにしない場合、OPC クライアントがユーザ名とパスワードを提供する必要があります)。

    • [ユーザ] で構成されたユーザ名とパスワードによる OPC クライアント接続の許可: OPC クライアントは ztC Endurance へのログインに使用するのと同じユーザ名とパスワードを使って ztC Endurance コンソールシステム上の OPC サーバに接続できます (チェック ボックスをオンにしない場合、OPC クライアントは、「ユーザ」ページで指定したローカル ユーザ アカウントのユーザ名とパスワードを使って OPC サーバにログインできません。ユーザ アカウントの管理 を参照してください)。

  5. [保存] をクリックします (以前に保存した値に戻すには [キャンセル] をクリックします)。

OPC クライアント ソフトウェアは個別のコンピュータにインストールして構成する必要があります。数多くの市販製品から好みの OPC クライアント ソフトウェアを選択できます。下記の手順では、Unified Automation の UaExpert® ソフトウェアを使用して OPC クライアントをインストールして構成する方法を説明します。

UaExpert ソフトウェアを使用した OPC クライアントのインストールと構成

注記: 以下の手順だけでなく、UaExpert ソフトウェアに付属の操作手順にも従ってください。
  1. UaExpert ソフトウェアの Windows バージョンをダウンロードしてインストールします。https://www.unified-automation.com/products/development-tools/uaexpert.html を参照してください。
  2. UaExpert ソフトウェアを初めて起動する場合、ソフトウェアを初回起動する際の指示に従ってください。

  3. UaExpert ソフトウェアを実行します。

    [Unified Automation UaExpert - The OPC Unified Architecture Client - NewProject (Unified Automation UaExpert - OPC Unified Architecture クライアント - 新規プロジェクト)] というメイン ウィンドウが開きます。

  4. メニュー バーの [Server (サーバ)] をクリックして [Add (追加)] を選択します。[Add Server (サーバの追加)] ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. [Advanced (詳細)] タブをクリックします。
  6. [Endpoint Url (エンドポイント URL)] ボックスにエンドポイントの URL を入力します。これは ztC Endurance システムのクラスタ IP アドレスです (例: opc.tcp://tcp_cluster_ip_address:4840/)。
  7. [Security Settings (セキュリティ設定)] で、[Security Policy (セキュリティ ポリシー)] と [Message Security Mode (メッセージ セキュリティ モード)] の両方に [None (なし)] を選択します。

  8. [Authentication Settings (認証設定)] で、お使いの構成に適したものを次から 1 つ選択します。

    • Anonymous (匿名): 匿名 OPC クライアント接続を許可するチェック ボックスをオンにした場合、これを選択します。

    • Username (ユーザ名) および Password (パスワード): ユーザ名とパスワードを使用した OPC クライアント接続を許可するチェック ボックスをオンにした場合、値を入力します。入力するユーザ名とパスワードは、ztC Endurance システム上で OPC アクセス用に読み取り専用ユーザのために追加されるユーザ名とパスワードに一致していなければなりません。ztC Endurance システムにユーザを追加する方法の詳細については、ユーザ アカウントの管理 を参照してください。

  9. [OK] をクリックして [Add Server (サーバの追加)] ダイアログ ボックスを閉じます。

    メイン ウィンドウが再び表示されます。左側のパネルで、[Servers (サーバ)] の下の [Project (プロジェクト)] ボックスにサーバの名前が表示されます。

  10. 新しいサーバを選択してから、ツール バーでマイナス記号のアイコンの右に表示される接続ボタンをクリックします。

    クライアントがサーバに正しく接続すると、メイン ウィンドウの [Address Spaces (アドレス空間)] ボックスにサーバのエンド ポイントが表示されます。

[Address Spaces (アドレス空間)] ボックスで最上位レベルをクリックして展開表示すると、利用できるデータ値を検査できます。[Attributes (属性)] ボックスの [Value (値)] 列に、選択した項目の現行値が表示されます。

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