仮想 LAN
IV. チーム上の仮想 LAN (VLAN) の構成 に記載された手順に従い、任意のタイプのイーサネット チームに仮想 LAN (VLAN) を追加できます。
VLAN を使用すると、特定のネットワーク ホスト グループのネットワーク トラフィックを分離できます。VLAN を活用することで、ネットワーク システムを論理的なワークグループ (マーケティングやエンジニアリングなど) に整理でき、建物、複合施設、または企業ネットワーク全体にわたるグループを編成できます。特定の VLAN のメンバーは、同じ VLAN 内の他のメンバーからのトラフィックのみを受信します。
VLAN は、ブロードキャスト ストームの制限、セキュリティ問題の軽減、ネットワーク管理の簡素化に特に役立ちます。
VLAN には、以下の 2 つのタイプがあります。
-
暗黙的 VLAN: スイッチ レベルでのみ構成される VLAN です。スイッチは、パケットを変更したりタグ付けしたりせず、暗黙的な VLAN を適用します。
-
明示的 VLAN: ネットワーク全体で構成され、各アダプタやリンク パートナーに適用される VLAN です。スイッチは、各パケット ヘッダーに含まれる 4 バイトのタグ (802.3ac) を基にトラフィックを識別し、ルーティングします。
どちらのタイプの VLAN をサポートする場合も、ネットワーク上のスイッチは 802.1Q VLAN に対応している必要があります。また、システム上に VLAN を設定するには、ネットワーク管理者に問い合わせてワークグループに対応する VLAN ID を取得する必要があります。この VLAN ID は、スイッチに設定されたものと一致している必要があります。
複数の VLAN ワークグループが存在する環境では、必要に応じて、Generic Attribute Registration Protocol (GARP) VLAN Registration Protocol (GVRP) を実装して、VLAN を動的に作成、変更、削除することも可能です。GVRP をサポートするには、ネットワーク上のすべてのアダプタとスイッチで GVRP が有効になっている必要があります。GVRP に関する詳細については、[VLAN] タブから表示可能なオンライン ヘルプのリンク先を参照するか、スイッチのドキュメントを参照するか、ネットワーク管理者にお問い合わせください。