システム ソフトウェアのアップグレード

このトピックでは、Stratus ztC Endurance システムの Automated Uptime Layer with Smart Exchange システム ソフトウェアをリリース 2.0.x.x からリリース 2.1.x.x に、またはリリース 2.1.x.x からリリース 2.1.x.x にアップグレードする方法について説明します。システムのアップグレードには、以下のアップグレードが含まれる場合があります。

  • Windows OS および Stratus 独自のアドイン

  • コンピュート モジュールの BMC ファームウェア、BIOS ファームウェア、スタンバイ OS ソフトウェア (Ubuntu)

注記:  
  • アップグレード プロセスには 1~3 時間かかりますので、そのためのメンテナンス ウィンドウをスケジュールすることを検討してください。所要時間はリリース 2.0.x.x からリリース 2.1.x.x にアップグレードする場合の例ですが、アップグレードが必要なコンポーネントの数によって異なります。システムでは、A 側と B 側の両方のソフトウェアとファームウェアをアップグレードする必要があるため、アップグレードの途中で Windows ホストをシャットダウンし、リブート交換を実行してアップグレード済みの側に切り替えた後で、もう一方のソフトウェアとファームウェアのアップグレードを続行する必要があります

  • Automated Uptime Layer with Smart Exchange リリース 2.1.x.x へのアップグレードにより、ztC Endurance コンソールに新しい「アップグレード キット」ページが追加されます。ここでは、アップグレード キットの管理と進行中のアップグレードの監視が可能です。「アップグレード キット」ページは、アップグレード開始から約 10~15 分後に、システムがアップグレードを完了し、Windows ホストを再起動すると利用可能になります。その後は、アップグレード手順に記載されているように、「アップグレード キット」ページを使用してアップグレードの完了状況を確認できます。

注意: Stratus からの指示がない限り、スタンバイ OS の Ubuntu システム ソフトウェアを他のソースから更新しないでください。互換性の問題を回避し、システムの適切なフォールト トレラント運用を確保するために、Automated Uptime Layer with Smart Exchange ソフトウェアとともにインストールされるリリースおよびソフトウェア パッケージのみを使用してください。
注意: ドキュメント化されたアップグレード手順以外の方法でソフトウェアやファームウェアをアップグレードした場合、ztC Endurance システムは自動的に再インストールを行い、Automated Uptime Layer with Smart Exchange と互換性のあるソフトウェアやファームウェアのバージョンに戻します。

アップグレード手順は次のとおりです。

I. アップグレード前チェックリストを確認する

II.アップグレード ファイルをダウンロードする

III.アップグレード ファイルをシステムにアップロードする

IV.システム ソフトウェアをアップグレードする

V. アップグレード後のタスクを完了する